タロットカードと西洋占星術の備忘録6
惑星逆行 ボイドタイム
西洋占星術では惑星の状態で占う技術が開発されています。
今回は惑星の逆行とボイドタイム(主に月陰)について書いてみます。
惑星の逆行は天動説な基づいたジオセントリック占星術で起こる現象です。
地上から見て惑星が正の進行方向でなく、逆方向に戻っているように見える現象です。
これに似たようなもので留(りゅう)と呼ばれる現象もあります。地上から見て惑星が止まって見える現象です。
惑星の運行は
順行→留→逆行→留→順行を繰り返します。
逆行の時は働きが弱いとか、留の時は意味合いが強くなるとか諸説があります。
惑星のボイドタイム(Void time)とは、ある星座に滞在している時に、他の惑星とアスペクトを形成した後に別の惑星とアスペクトを形成しない時間のことです。
特に月陰🌒のボイドタイムは影響力が大きいので要注意です。
具体的な影響としては、人間の思考力や判断力が低下します。
対策としては、
①新しいことを始めない。
②ボイドタイムが終わるまで、重要な判断や決断は先延ばしする。
③長期の契約はしない。
④株の売買や先物取引はしない。
などがあります。
占いは多種多様のものがあり、それぞれに多くの流派や独自の用語を使うグループがあります。
そういった先生方にも分かりやすいように同義語や外国語(主に英語)を併記したいと思います。
また、読みにくい漢字にはできるだけ読み仮名をつけたいと思います。
タロットカードと西洋占星術の備忘録と題して1~6をブログに上げてまいりました。
実際に対面鑑定をする上で覚えておかないといけないことを、西洋占星術を中心に箇条書きにしてみましたが如何でしたでしょうか。
基礎的な占星術の知識を覚えたらそれを使って、組み合わせて応用して、鑑定の答えを導く。
そのためにも間違いなく覚えるためのコツは「シンプル」なのが一番だと考えています。
流行りの電話鑑定ではお客様から見えないですから、既製品の占いソフトを使ってPCのキーボードをカチャカチャ叩きながらお話というのが普通です。
パソコンが記憶しているから暗記や覚えることは必要ないと仰る向きもあります。
ディスプレイ📺️に表示されたソフトの鑑定文を電話越しに読み上げてお仕舞いでは、味気が無いと思うのは私の年代だからでしょうか。
私の流派ではソフトが存在しないのでひたすら手作業で鑑定しています。
ある方からPCソフトを作りたいからロジックを売ってくれないかというお誘いも有りましたが、丁重にお断りさせていただいております。
西洋占星術はしばらくお休みして、次回の備忘録 7 からはタロットカードに関することとなります。