タロットカードと西洋占星術の備忘録4
メジャーアスペクト
西洋占星術のホロスコープを読む時にモダンな技術とクラシックな技術では少し違いがあります。
現代占星術と古典占星術の違いは土星以遠の惑星(Trans saternian)、すなわち天王星、海王星、冥王星を使うか使わないかの他にも違いがあります。
今回はホロスコープのメジャーアスペクトについて書いてみます。
メジャーアスペクト(Major aspects)は作用の大きな座相(ざそう)、すなわち黄道上での角度差のことです。
以下①~⑤に基本的なメジャーアスペクトの名称、吉凶、※± 許容範囲(オーブ:Orb)を箇条書きにいたします。
①0度 コンジャンクション Conjunction
吉凶 ±5度
②60度 セクスタイル Sextile
吉 ±5度
③90度 スクエア Square
凶 ±5度
④120度 トライン Trine
吉 ±5度
⑤180度 オポジション Opposition
凶 ±5度
※オーブの取り方は諸説があります。
メジャーアスペクトは±5度、マイナーアスペクトは半分の±2.5度にいたしました。
西洋占星術はアナログなので性質上オーブが存在します。先人の知恵だと思います。
【グループアスペクト】
(メジャーアスペクトやマイナーアスペクトの組み合わせ)
比較的よく見られるものを箇条書きいたします。
グランドトライン Grand trine
④が3つ重なる。
(120度+120度+120度)
大吉。
グランドセクスタイル Grand sextile
②が6つ重なる。
(60度+60度+60度+60度+60度+60度)
大吉。
ヨード Yod
②と⑩クインカンクス※※(150度)の組み合わせ。
(60度+150度+150度)
大凶。
Tスクエア T square
③と⑤の組み合わせ。
(90度+90度+180度)
大凶。
グランドクロス Grand cross
③が4つ重なる。
(90度+90度+90度+90度)
大凶。
小三角 Mini trine
②が2つ重なって④になるもの。
(60度+60度)=120度になる。
吉。
メディエーション
②と④の組み合わせで⑤になるもの。惑星は3個必要です。
(60度+120度)=180度になる。
吉。
ミスティック レクタングル
②と④の組み合わせで⑤が二組できる。
(60度+120度)=180度(メディエーション)が二組できて、しかも惑星を結ぶと長方形を呈する。惑星は4個必要です。
吉。
※※⑩クインカンクス Quincunxはマイナーアスペクトです。
「タロットカードと西洋占星術の備忘録4」マイナーアスペクトのブログをご参照いただきたいです。