タロットカードと西洋占星術の備忘録1
星座と支配惑星(ルーラー)
西洋占星術の基本と言っても、古典占星術に近い知識を簡単に書いてみます。
ナポレオンオラクルカード(卜占)と西洋占星術(命占)を組み合わせると、より深いところまで占えます。
ご存じの様に獣帯十二星座(じゅうたいじゅうにせいざ:The signs of the zodiac)または、黄道十二星座(こうどうじゅうにせいざ)には、黄道(天球図上の太陽の通り道)上に12の星座があります。
12分割する目盛りみたいな概念で考えて貰った方が覚え易いです。
以下に各星座の記号と括弧に支配惑星(ルーラー:七曜=七政)を箇条書きいたします。
おひつじ座♈ (火星)
おうし座♉ (金星と地球)
ふたご座♊ (水星)
かに座♋ (月陰)
しし座♌ (太陽)
おとめ座♍ (水星と※小惑星)
てんびん座♎ (金星)
さそり座♏ (火星と冥王星)
いて座♐ (木星と※Chiron)
やぎ座♑ (土星)
みずがめ座♒ (土星と天王星)
うお座♓(木星と海王星)
となります。
他にAscending node(Dragon's head:羅ごう星:らごうせい)、Descending node(Dragon's tail:計都星:けいとせい)といった九曜(実星七つ+虚星二つ)があり。
更に月のL点(ラグランジュポイント:Lagrangian point)と云われる紫気(しき)、月孛(げつはい)の虚星二つを加えて七政四餘(しちせいしよ)もある。
宿曜道(二十七宿・二十八宿:Lunatic mansion)や、感受点(Sensitive point)などは沢山ありますが諸説あります。
※小惑星Ceres,Pallas,Juno,Vestaの4つ。おとめ座♍の副支配惑星とする説がある。
現代では、さそり座♏には冥王星、みずがめ座♒には天王星、うお座♓には海王星がそれぞれルーラーにされています。
星座とルーラーの様な関係を東洋系の占術では配当(はいとう)と呼んでいます。
配当は占いの結果を解釈する時に、重要な要素になります。
皇帝ナポレオン1世の時代には土星以遠の惑星はみずがめ座♒の天王星(発見は1781年)しか発見されていませんでした。