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占術 1

占いの総論的なお話

世の中には色んなジャンルの占いがあって、この世界は狭い様で広いと感じています。
世間では一般的には五術(ごじゅつ)と云われる、命卜相医山(めいぼくそういざん)に分けられています。


①命術(めいじゅつ)とは、それが生まれた年月日時を使って、そのものの本質・能力・将来・過去(因縁)などを占う技術のことです。
五術とは生きていく上で役に立つ技術のことです。

算命術(さんめいじゅつ)では年月日時の中で三つまたは四つの要素を組み合わせて占います。

いわゆる四柱推命(しちゅうすいめい)や子平法(しへいほう)、西洋占星術(Astrology)などは、年月日時の四つ要素を用いて占います。

このように占いの技法によって年月日時の使い方にも色んなバリエーションがあります。
しかし、大元の年月日時の設定を間違えると、当然鑑定結果が外れることになります。

命術の精度は流派や使う占い師によって、ピンからキリまであります

一般的に東洋系の占術では高度な技術は流派毎に秘伝とされています。
一般に書店で販売されている書籍からは高度な技術を習得することは困難です。


②卜術(ぼくじゅつ)は卜占(ぼくせん)とも言い、ある瞬間の※占機(せんき)を読み取り、それを使って占う技術です。

易やタロットカード、オラクルカードなどがこの占術になります。
ナポレオンオラクルカードも占いのジ ャンルは卜術(卜占)です。

更に命術と組み合わせたホラリー占星術(Horaly Astrology)もあります。

卜占の精度は占い師さんの適性や経験年数、使う卜術との相性が影響します。


③相術(そうじゅつ)は見えるものから占なう技術です。人相(にんそう)や手相(てそう)、姓名判断(せいめいはんだん)などが代表的な占術です。

書籍に書かれていない画相(がそう)など、秘技・秘伝が多いと伺います。


④医術は病気を治療する技術です。
東洋と西洋でそれぞれ独自に発達しています。


⑤山は仙術(せんじゅつ)のことです。
古代中国では仙人=不老不死になることを目指して、色々な養生術や錬丹術(れんたんじゅつ)が使われました。

西洋では中世に錬金術(Alchemy)として発展しました。


※占機とは占い師が「占うと感じた瞬間」を意味します。
占いに熟練しないと分からない感覚です。